自分の歌声を好きになる方法〜!!!!
そんなのあったら教えてほしい。という声が今にも返ってきそうですね。笑 今までお会いしたボーカルの方で自分の声が好きだという人に会ったことない!笑 そんな私も然りです。
でも、自分にしかない歌声なんだから好きになれないなんてもったいない! 皆さんが自分の声を好きになるためにぜひ試して欲しいことをお話していきたいと思います。
録音した自分の声を「あれ?これ自分の声!?気持ち悪い!」と思った経験はありませんか?
なぜ自分の声を録音して聞くと普段自分で聞こえている声とは違うように聞こえるのでしょう? それは「骨伝導」と呼ばれる現象によるものです。
簡単にいうと自分で聞こえている声は耳の中で聞こえている声だということなんです! 自分で聞こえている感覚と外から聞いている声が違うんですからそりゃ気持ち悪く感じるのも当然ですよね!
私も自分の声を聞いて気持ち悪いと感じていましたがあれこれ試したり歌の勉強に取り組む中でだんだん「自分の声は自分にしかないものなんだ!特別!」と自信が持てるようになりました。 自分の歌声を好きになる方法から取り入れたい習慣までをまとめてみました。
自分の録音を聞いて気持ち悪い!と感じた人は「もう録音したくないし聴きたくない~!」と思ってしまうでしょう。
でも「録音」こそ自分の歌声を好きになるための一番の方法だといえます! 自分の歌声をどんどん録音する!そしてどんどん聴く!そしてジャンジャン凹んでしまえばいい!(最後ひどい。笑)
録音して繰り返し聴いてるうちに歌っている最中から「今、自分の歌が人にはこんな感じで聞こえてるだろう」と自分の歌声を想像しながら歌えるようになります。
自分の歌声を好きになれない大きな理由は「歌っている時と録音を聴いた時の差から生まれる気持ち悪さ」にあるからです! どんどん録音して聴く習慣を身に付けてください!
録音の補足になりますが録音した音源はできる限りその場で聴き返しましょう!
歌ったものを後日聴いたところで自分がその時どんな風にどんなニュアンスで歌っていたか意外と覚えていないものです。
その場で聴くことを推奨します!
リアルタイムで自分の声を聴き返すようにしましょう! ホットなうちに聴いてまた録音!この繰り返しが最も良い!
私もよくやるんですが魅力的だと思う歌をじっくりよ~く聴くんです。 もし歌えるのであれば前述したように歌って自分の声も録音してみてください。 そして比べるんです。
プロの歌手の方と自分を改めてよく聴き比べてください。 差を感じませんか? 本当にその差って声質だけの違いでしょうか…? よーく聴くとちょっとしたニュアンス、感情表現、息づかい、いろいろ自分の歌と違う部分に気付くはずです。
そうやって細かい違いにも気づけるようになれば、その人の良さを自分の歌にどんどん取り入れることができて理想の歌に近づいていけます。
これ極論。笑 でも個人的にはこれがすべてだと思うんですよ。
自分の声を好きになるのは諦めようと言っているわけではなくて、自分の声というのはある程度生まれ持ったものです。 そうするとどうしても「あの人(好きな歌手とか)みたいな声に生まれたかった〜」とか思うようになるのも必然。
しゃがれたハスキーな声になりたかったからウイスキーを飲みながら歌ったり叫んだりしたとかいうロックな逸話も聞きますがボーカル講師としてはオススメしませんよ。喉は消耗品です。 喉を壊すと本末転倒なので止めてください!笑
そういう声に対する憧れがある反面、あなたの歌声に聞き惚れる人もいるんだということを知ってください。(なんか良いこと言った風)
自分にしかない声を理解することが一番の近道だと思います。 ボイトレって歌を上手に歌うための手段ではありますが、私は以前から生徒さんに「自分にしかない声なんだから特別なんだよ!自分の声をもっと録音して聴いてください!」って言ってます。笑
ボイトレの根本的な役割って自分の声をコンプレックスから自信に変えることだと思うんだよな〜。
これからも皆さんのボイトレに役立つ良い記事をたくさん書いていきたいと思いますのでよろしくおねがいしまーす!
By mion